少子高齢化社会が進んでいる中で、老人ホームなどの高齢者向けの施設はかなり普及されていて、神奈川県が全国で最も施設数が多いということをご存知でしょうか。
神奈川県の施設の多くは、県内の横浜市や川崎市にあり都心からの距離が近く、JR線や東急線などが通っている良好な交通アクセスとなっていることが施設数が多い理由のひとつとなっているようです。
そのため、東京にお住まいの利用者の家族も面会に通い易く、さらに介護スタッフとして仕事をしている方も通勤がし易いともいえます。
神奈川県内の施設は、従来企業の独身寮として使われていた建物を改装する改装型の老人ホームが多く、改装型の場合には新築に比べて若干設備面では劣るが、家庭的な雰囲気を重視している施設が増えているようです。
ほとんどの施設では、人手不足が懸念されているため、そこで働く介護スタッフの求人募集が常に行なわれているので、仕事を見つけ易いでしょう。
介護スタッフの仕事内容は、身体介護や生活援助といった基本的な介護業務を行なうことはどの施設でも同じだが、施設によって目的や特徴が異なるので求められるものが異なります。
中でも、老人保険施設は在宅復帰を目指したリハビリを目的としているため、一般的な介護業務のほかに、リハビリ計画に基づいて運動やマッサージを行なうので、リハビリに興味のある方やほかの職種の人と協力して仕事ができる方に最適です。
特別養護老人ホームでは、寝たきりや認知症といった要介護度が比較的高い高齢者が多く、おむつ交換や排泄、食事の介助などがメインの仕事で、お年寄りと接することが好きなことはもちろん、認知症対応などといった介護のスキルを磨きたい方に向いているでしょう。